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先週土曜日に行われた、第一回ROAST MEETING。
当日の午前中、雨が降って心配していましたが、
開催時間には雨は止み、
少しの間ですが、晴れ間さえ見せてくれ
本当にホッといたしました。

北は埼玉・東京、南は鹿児島と、全国各地から約七〇名の方に唐津にお越しいただきました。
唐津らしい建物で、唐津の食文化とトークを楽しみ、
いつしか会場が参加者の笑顔と笑い声で包まれたあの風景は、
私達がまさにつくりたかったものでした。

それも、この手弁当の企画に共感していただいた中原さんと岡本さん、
最高のおもてなし料理と想定内?の爆走トークで会場を和ませていただいた川島豆腐の社長、
器を提供していただいた唐津プロジェクト、カリグラフィを受けてくれた内田さん、
ローストの写真を撮影していただいた白木さん、
日本酒を協賛いただいた小松酒造さん、お土産の御猪口をつくっていただいたじゅん窯、
二次会を快く引き受けていただいたneufさん、スタッフ、みなさんのおかげです。

本当にありがとうございました!

ROAST MEETINGが終了した翌朝早く、
Facebookに岡本さんが投稿されていた記事がとても嬉しく、
ここで拙い文章を披露するよりも、岡本さんの素直な文章を読んで頂いた方が
リアルなROAST MEETINGをお伝えできると考え、勝手ながら引用させて頂きました。
(岡本さん、ごめんなさい!)
最後の三枚の写真は二次会の様子です。
こちらも大変盛り上がり、参加者の皆さんそれぞれ親睦を深めておられました。

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昨日の夜に唐津で開かれた『ROAST MEETING』は素晴らしかった。もちろん自分のトークではない。一緒に喋った中原くんから面白い話が聞けたことも良かったし 何よりも第二部に用意された食事が本当に美味しかった。品書きを持ってかえってきたので 備忘録のつもりで(たぶんその品書きはどこかにしまいこんだまま出てこなくなるだろうから)ここに書き留めておく。

「創作茶懐石風くんち料理」
鮃昆布締め
鰆西京焼き
飛龍頭と蕪の餡かけ
ざる豆腐と手作りハム
からすみと長芋の糠漬け
梅肉の箸洗
おにぎり
香物

料理は『川島豆腐』のご主人が考えたもので その説明がとても興味深かった。さらに面白かったのは その説明が止まらなくなって ぼくと中原くんのために用意された席に貼り付くように座り込み 延々とマイクを持ったまま話を続けることだった。さらにさらに面白かったのは 司会者が参加者からあらかじめ募っておいてくれた質問を まさにこれから読み上げようとしたときに ご主人が中原くんに「ところでアンタ 何をやってる人?」という この夜いちばんの質問をしたことだった。

『ROAST MEETING』に来てくださった皆さん そして素敵な会を実現してくださったスタッフの皆さん そして川島さん ありがとうございました。

そうそう。ランチョンマットの代わりにテーブルの上にのっていた紙に『AS TIMES GO BY』のヴァース部分の歌詞が書かれていたのも印象的だった。

https://www.facebook.com/photo.php?fbid=469506289754964&set=a.183452228360373.38035.100000867905199&type=1&theater

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いよいよ、
今週土曜日(11月17日)にROAST MEETINGが開催されます。
ローストに共感頂いた方、
また唐津に興味を持たれた方、
中原さん、岡本さんに会いたい方、
くんち料理に興味のある方等々、
多数のご参加を頂きました。
本当にありがとうございます。

言うまでもなく、
ローストは紙媒体という二次元の
コミュニケーションツールです。
しかし、私たちは、
弊誌に共感頂けた方達と共に、楽しい時間を過ごす
三次元のコミュニケーションの場を
どうしても作りたかったのです。
それぞれの笑顔に会えるのを
今から本当に楽しみにしています。

どうか皆様、
お気をつけていらしてください。

さて、折角の土曜日に唐津に来られるのですから
少し早起きをして、
お昼ごはんを唐津で食べるのは如何でしょう?

ローストの一号目には、
ローストスタッフが「教えたい」と感じた
お店を紹介しています。

明治創業の老舗「竹屋」の鰻丼。木造三階建ての建物は大正12年築。現在は登録有形文化財に指定されています。
鰻の旬は、実は冬で、冬の鰻は脂がのって実に美味しくなります。
◎竹屋/唐津市中町1884-2 tel0955-73-3244

キャラバンのステーキ。
ここのステーキハウスは、全国から評判を聞きつけて
お客さんが訪れるという創業30年の名店。
二代目店主の河上さんの楽しいパフォーマンスを見ながら
カウンターで召し上がるのがオススメです。
美味しいワインを頂きながらというのも贅沢ですね。
◎キャラバン ステーキ専門店/唐津市中町1845丸廣ビル1F tel 0955-74-2326

山城屋のちゃんぽん。
ロースト二号目の巻頭で岡本仁さんが書いているお店です。
牛で摂った透明な出汁は、本当に珍しいと思います。
実は、唐津に住んでいる方でも入ったことがない、と言う方が多いのですが
面白い事に、僕らがちゃんぽんを食べていると
次々にお客さんが来て、かなりの繁盛店なんです。

お昼ごはんを食べて、町をぶらぶら。
ちょっと小腹が空いたら、是非とも食べて欲しいのがこれ。
藤川蒲鉾の魚ロッケ。
上で紹介したキャラバンの向かいにあるお店と
中町商店街と二店あります。
個人的には、中町商店街のお店がオススメです。
理由は行けば分かります(笑

特に、車でいらっしゃる方にオススメなのが、
産栄市場。クーラーボックスにアイスを詰めて
唐津の鮮魚を買って欲しい。
お店に言えば、捌いてくれます。
私たちは、かなり買い込んでおいて、冷凍庫に保存して
その都度、自然解凍して食べていますが美味しいですよ。
ここも、中町商店街にあるので行けばすぐに分かります。

ロースト一号目の表紙を飾った鯛焼き。
北川商店はもともと製飴業を営むお店。
頭から尻尾までしっかりと餡の詰まった鯛焼きを是非。
◎唐津市刀町1503 tel0955-72-3423

そして、是非とも試して頂きたいのが
ロースト二号目でしょう介した松原おこしのお店「まるき屋 麻生本家」。
今も全て手作業で行われている唐津伝統の味。
これも、全ては言いません。食べると分かります。
「できたてください」って言ってみてください。
◎唐津市鏡虹の松原4115-5 tel0955-72-3482

上記のお店で、日曜日がお休みのお店は「藤川蒲鉾」です。
お泊まりでいらっしゃる方は、その当たりも考慮して計画してみてください。
当日、オススメの過ごし方を知りたい方は、遠慮なく訊ねてください。

ではでは、気をつけておいでください。

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11月2日、3日、4日は唐津くんち一色に。
祭り期間中の人出は、なんと、延べ五〇万人を超えると言います(唐津市統計)。

前回のブログでご紹介したとおり、唐津くんちには二つの顔があります。
その様子を、ほんの少しですがご紹介したいと思います。
上の写真は十四の曳き山の一つ「鯛山」。
これは、今回のROAST MEETINGの舞台となる魚屋町の曳き山です。

曳山は「漆の一閑張り」という技法で製作されていて、
その製法は、まず粘土で型を取った後、その上から良質の和紙を二〇〇枚ほど
張り重ねて厚みを作ってから中の粘土を取り外し
その和紙の上から漆を塗っています。
下地を七、八回塗って、中塗り、上塗りを重ね、
その上に金箔や銀箔を施して仕上げているそうです。

表で曳き山のお囃子が聞こえる中、
唐津の家々では、くんち料理を振る舞っています。
一年の感謝とお礼を込めて、客人をもてなします。
大きなアラは、くんち料理の象徴と言っても良いでしょう。
美味しいお酒を飲み、大いに語う姿はとても印象的です。

川島豆腐さんのくんちの様子です。
ROAST MEETINGでは、どんなくんち料理が出てくるのでしょう。
実に楽しみです。

ROAST MEETINGのお申し込みは<こちら>から。

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先日、ローストミーティングの
詳細な打ち合わせを行いました。
会場となる「ギャラリー魚や町」に
ローストスタッフと
料理の総合プロデュースを
お願いしている川島豆腐の
川島さんが同席し、
来場頂いた方が楽しく過ごしていただくために
どうするか、当日のイメージを心の中に描きながら、
料理や会場設営に関する
細かな課題を出していきました。

唐津らしいもてなしの一つとして、
当初、私たちは、唐津伝統の茶文化を活かした
懐石料理を考えていました。
しかし、唐津っ子に馴染みがあり、
これぞ唐津の食文化と言えば、
何と言っても「唐津くんち」で供される
「くんち料理」ではないでしょうか。

ご存知の方も多いと思いますが、
実は、唐津くんちには二つの顔があります。

一つは、ご承知の通り、
十四の曳き山が、笛と太鼓のお囃子と
「エンヤー、エンヤー」
「ヨイサー、ヨイサー」という
掛け声にのって
唐津の町を巡る勇壮な姿。

もう一つが各家々で繰り広げられる
くんち料理の饗応です。
唐津の女性は何ヶ月も前から
くんちの準備にとりかかり、
大掃除、障子の張り替えもすべて
くんちの前に済ませておくと言います。

商売の取引先、親戚、友人知人、
招待された人など、
何人来ても大丈夫なように、
家によっては、一〇〇人分、二〇〇人分、三〇〇人分の
料理を用意するとか・・・。
唐津では三ヶ月分の給料を
くんちの三日で使うと唐津在住の方に
聞いたことがあります。。

今回は、そのくんち料理を川島さんに
ローストミーティング用に
アレンジしていただくことになりました。
11月17日(土)は、是非とも
唐津でお会いしましょう。
(写真は昨年の唐津くんちの様子です。)

●ローストミーティングへのお申し込みは〈こちら〉から

川島豆腐での宴席の様子です。川島さんの裏手にある倉庫が会場になって、長テーブルに何十人とお客さんがいます。中央の女性は、この日訪れたお客さんの一人ですが、我々のために「サンタ・ルチア」を披露してくれました。豆腐、ワイン、オペラという和洋折衷な組み合わせが面白く素晴らしい時間を過ごしました。

川島豆腐のざる豆腐。くんち用の特大サイズで、これをエキストラバージンオイルと粗塩で食べました。白ワインに非常に良く合い大変濃厚な豆腐です。ローストミーティングにも登場する予定。

上写真・かなり大きな鯛を焼いたものです。下写真(場所:洋々閣)くんち料理を代表する「アラ」という大きな魚料理。隣の女中さんと比べるとお分かり頂けると思いますが、かなり大きな魚です。これに特製のタレを絡めて頂きました。くんち料理は、そのスケールにおいても豪快で楽しい料理です。

※注意 ROAST MEETINGのメニューに、アラが供されると言うことではありません。予めご了承ください。

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弊誌は昨年、全五回の講演会を行いました。
弊誌にもご寄稿頂いた岡本仁さんの公演を皮切りに、
雲仙在住のデザイナー、城谷耕生さん。
スローフードジャパン副会長の石田雅弘さん。
「酒場放浪記」でお馴染みの吉田類さん。
そして数々の個性的な建築を設計しておられる
建築家、藤森照信さんと、
何れも時代を牽引する豪華な顔ぶれでした。

また、講演会は、弊誌に共感を頂いている方々と
直接お会いできる機会でもあり、
私たちにとっても大変有り難い時間だったと思います。

そうした同じ価値観を持っている方達と
もっと積極的に繋がっていく方法はないだろうかと、
企画したのが今回の「ROAST MEETING」です。

「ROAST MEETING」では、第一部として、
従来の講演会から対談形式に変更し、
ランドスケーププロダクツ代表の中原慎一郎氏と、
同社所属の編集者、岡本仁氏を迎え
唐津の地元のお酒を戴きながら、
この機会でしか聞けないお二人の対談を
じっくりと聞いて頂きます。

そして、第二部は、
佐賀・唐津の旬の食材を使って、
地元の料理家が、この日のために考えた特別な料理を
心を込めて供します。

今回は、全国にも名が知れる老舗豆腐店「川島豆腐」の
主人、川島義政氏がその腕を振るい、
川島さん自身による料理の蘊蓄を聞きながら
お食事を愉しんで頂きます。

ゲストと参加者が、
共通の話題を持ち、同じ食の体験を通して過ごす時間は、
大変、有意義なことだと思います。
参加者各々の意志で、
もっと踏み込んだ質問や会話を愉しんでください。
憧れの方だけでなく、参加者同士、
議論に花を咲かせてください。
そのための二次会もご用意しています(二〇人限定・要予約・先着順)

詳細はこちら。↓
http://karatsu-roast.com/cms/roast-meeting/roast-meeting-12-vol-1